なんて素敵にバチャネスク


近年になって人体を用いた実験に関する規定はどんどん厳しくなっている。
…ていうかどっちかって言うと昔が酷すぎた気がする。
いやさだって、病原菌を自分に注射とか、自分を試験台に使うくらいなら
まだいいけど(いいのか?)孤児に人体実験したおっさんとかいたしな。

でもまぁ1950年代のアメリカとかソ連とかホントすげぇよ、別の意味で。
核実験のために動物はおろか兵士まで突入とかアホだろと。
(もっとも、こういうこといえるのもそういう尊い犠牲があったからこそ
 ではあるのだが…)
脳に直接電極ぶっ刺すとか、今からするとすばら…じゃなかったとんでもない
実験とか平気で行われていたからな。どこのニューロマンサーだ。
…脾臓の取り出しは某国の某部隊がやってたから人のこと言えないか。

…いやまぁそれ以前は実験以外でもっとひどいことを行っていたけどさ。
拷問とか。最近も拷問やってるらしいけど。
その中でMETALLICAの曲を聞かせる拷問ってあったらしいが、ずっと
強制的に12時間くらい聞かされてたら嫌だろうな確かに。
…CD3枚分くらいならただで聞かせてくれて得した気分になれそうだ(おい)
むしろ劣化コピーバンドの曲を聞かされた方が俺にとっちゃはるかに拷(自粛)
動物にとっては少なくともHMは苦痛らしい。

さておき、それどころか近年じゃ動物実験も自粛しろとか言い出す始末。
確かに動物に苦痛を与えたり、結果的に殺すことになる実験ってのも多数あるし
ノックアウトマウス(特定遺伝子を破壊したマウス)なんかに至っては、生まれて
くるこないを操作するという結果になるわけなんだよな。

確かに科学者ももちろん社会のルールを守らねばならない。
しかし、倫理面を追い求めると、実験できる範囲は確実に狭まる
とはいうものの科学者はマッドサイエンティストになってはいけないのだ。
かつてマッドサイエンティストがお話の中に跋扈してた時代には、まだ
科学者がそこまでのことが出来るわけでもなかった、というのは言い過ぎ
かもしれないが、少なくとも現在の我々よりできることは確実に限られていた。

つまり今の科学者のが昔より危ない、と単純に言うとそうなる。
いや確かにな、クローン人間だって今や作ろうと思えば作れる、人型ロボットは
どんどん小型化して人間に近づく、ステルス爆撃機はレーダー的にはハトに
みえてしまう。ロボットカーはレース完走。人工生命完成も時間の問題。
どんだけ未来なんだよ。おまけに携帯電話にネットだぜ?

何かやらかしたときの危険性は昔の科学者の比ではない、と。
よく爆発オチって使われてるけど、ある種の研究機関からウィルスとか
流失してえらい事態に…という話はすでに1990年代のイギリスで実際に
発生してしまっている。実験中に天然痘ウィルスが流出したのだ。
(SARSも…という話もあるが現時点ではあくまでも噂)

大いなる力を持つものには責任が伴う。確かにそういうことなのであろう。
そういう意味では科学者が倫理と向き合う必要性ってのは確実に存在する。
…んだけどさ。

感情的な部分だけで反対されてるものを、倫理ってすりかえられるのには
納得がいかねー。全然いかねー。
なんだけどそういう人たちも説得しなければいけない。やれやれだぜ。
「『研究は遂行する』『倫理も守る』「両方」やんなくっちゃあならないってのが
 「研究者」のつらいところだな。覚悟はいいか?オレはできてる」

…そんな覚悟を決めた研究者にとって、コンピュータはなくてはならないものだ。
核実験なんて行えないんだが、コンピュータによるシミュレートは可能であり、
それによって現在の核も設計できているわけだ。

そういう技術ってのはこれからの研究に欠かせないものになるだろう。
環境問題、材料工学、航空力学などはいまやコンピュータなしにはありえない。
そしてそれは生命科学、医学にも大いなる福音をもたらすはずである。
創薬の際や再生医療などでのシミュレートが可能になれば、倫理的な問題を
一気に解決できる…のだけど。のだけれど。

そんな簡単なもんじゃないってのはわかってるんだけど。
もし仮に「完全に」人間をシミュレートすることが可能になったとしよう。
あくまでも仮にな、仮に。

そうすればコンピュータ上でその「シミュレータ人間」をガンにしたり
投薬したり、放置して殺したりする
ことも可能となるだろう。
シミュレータ人間を生かすも殺すもコンピュータで実験する人間の手に
ゆだねられているわけである。

…こうなった場合のシミュレータ人間って「生きて」いるのか?
人権…についても微妙である。法人格というものが存在しているくらいだし。
さらにそのシミュレータ人間が「意識」をもっていたとして、何らかの創作や
研究などの知的活動を行うとしたら…そういったシミュレータ人間をさくっと
殺すのって…どうよ?
そこまで考え出すと、なんともいえない気分になってくるな。
コンピュータ上の人工生命を殺すのは、倫理的にありなのか?

…ただ、こうも考えられる。
例えばすごくむかつくヤツがいたとしよう。そいつを実際に殺したら犯罪である。
しかしだ。脳内で殺す分には、少なくとも今の日本でそれは自由だ。
脳もある種のコンピュータである。…なんだ、人類が何万年とやってきたことではないか?
とはいうものの、あんまりそういうことばっかり考えてるのは精神衛生上良くは
ないけどね。

しかし…単なる妄想と完全再現したシミュレート…同列に扱えるのか?
…いやまぁ完全再現ってのが実のところどこまでいったら完全再現といえるのか
よくわからないのでなんともいえないが、出来ないってことにしておいたほうが
いろいろいいような気もしてきたなぁ。

とりあえずシミュレートはあくまでシミュレートなんで、シミュレートで
何やっても倫理的に問われることはない
ってことにしてほしい。
でないと、正直、いろいろ困るのは…。

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